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沖縄美ら海水族館へ行きました!

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沖縄美ら海水族館へ行きました!

 

 今回、第48回九州身体障害者福祉大会・第25回九州ブロック身体障害者相談員研修会(沖縄)大会たいかい)への参加に合わせて、観光を楽しんできました。行先は『沖縄美ら海水族館』で、そこを選んだ理由は、情報支援アプリ“UDcast”での聴覚障害者への情報提供、視覚障害者への音声ガイド機器の貸出、長い距離を歩行するのが大変な人への車いすの貸し出し等、障害があってもなくても、子ども連れでも高齢者でも、いろんな人が楽しむことができる施設なのではと思ったからです。加えて決定的な理由は、今回の福祉大会参加者から「教育普及プログラムの一環で、学校もしくは関連団体より事前に申請をすればバックヤード見学と実際に生き物を触りながら生態を学習できる、視覚に障害のある人たちを主な対象とした触察プログラムというのがある。」という情報をいただいたからでした。

 事前に申し込みや水族館の担当の方と打ち合わせをして当日を迎えました。滞在時間は午後3時から5時までの2時間。ジンベエザメのエサやりが午後3時から始まるということもあり、水族館に3時前までに到着できるように計画を立てました。沖縄美ら海水族館では車いすの方などがいる場合、事前に申し込んでいれば、水族館の入口のすぐ前まで車を乗り入れることが可能です。今回、事前申し込みをし、水族館の裏側まで車を近づけ、乗り降りしました。

 バックヤード体験では、ちょうど大水槽のエサやりの時間だったため、ジンベエザメが水面に大きな口をあけてエサを食べているところを水槽の上から見ることができました。「周りに小さな魚が泳いでいたらエサと一緒に口の中に吸い込まれそう」と参加者も話されていました。ジンベエザメのエサやりを間近で見ることができ、参加者の皆さんも大興奮。普段はできない体験をすることができました。ちなみに水槽の下の方からみると、ジンベエザメがエサを食べている時は立ち泳ぎをしているそうです。

 触察プログラムでは、今回はウミガメの赤ちゃんの特徴や生態について説明を受けました。まずは視覚に障害のある方、聴覚に障害のある方、車いす利用者や介助の方の3つの班に分かれました。

 視覚に障害のある方には、マンツーマンで飼育担当の方が付き、甲羅やヒレを触りながら、ゆっくりと説明を受けていました。

 聴覚に障害のある方には、手話ができる水族館スタッフが直接説明をしていました。

 車いす利用者のいる大人数のグループは、説明を聞きながらもたくさんの質問が飛び交い、終始にぎやかでした。どのグループも初めて触るウミガメの赤ちゃんの感触に驚きながらもみなさん楽しそうに学習していました。

 そして、大水槽の裏側の、通常スタッフが使用する観察窓から優雅に泳ぐ魚たちを見て、今回のプログラムを終了。水族館内を十分堪能して、美ら海水族館を後にしました。

 車いすを持っていかなくても、現地でレンタルできる。手話通訳のできるスタッフがいる。便利なアプリを使って、情報を収集することができる。観光地・観光施設のバリアフリーが進み、障害があってもなくても、高齢でも子どもでも、また外国の人でも楽しめる所が増えてきています。

 東京オリンピック・パラリンピックを2020年に控え、今後沖縄美ら海水族館のようなたくさんの人が楽しめる場所が増えていくといいなと思います。

 

触察プログラムの様子
ウミガメを触りながら説明を受けている様子

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