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家族みんなで旅行に行こう♪~前日まで、編~

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家族みんなで旅行に行こう♪

 ~前日まで、編~

 

 サリドマイドの薬害のため、両肩から数本の指が少し出ているだけの状態で、左目は失明、右目も弱視の障害の協会職員Lさん。

 日頃身の回りの介助等をしてくれる母、高齢で足腰が弱くなった父を連れて、行けるときに家族で旅行に行こう!大阪城を見に行こう!と大阪行きの旅行を計画しました。その申し込みから旅行当日までの様子を、今回インタビューしました。

 

 「家族で大阪に行こう!」と思い立ったLさんでしたが、旅行では自分も介助が必要。父親も慣れない場所での歩行は不安なので車いすを使いたいが、長時間車いすを押してもらえる人がいない。でも両親には旅行を楽しんでもらいたい、気分転換をしてもらいたい。そして、自分も家族との旅行を楽しみたい!そのような思いを抱いているそんな時、障害者・高齢者が安心して、みんなで一緒に楽しめる旅行ができる取り組みを行っている、神戸ユニバーサルツーリズムセンターのことを知ったLさんは、早速センターに電話しました。

 まずは申込み。電話でやりとりを行い、センターの方に申込書に書き込んでもらうことからスタートしました。

申込時に聞かれた内容をLさんに尋ねると、多くて全部は覚えきれないほどだったとか。そこでこちらでセンターの方から申込書のデータを送っていただきました。

 その申込用紙を見てビックリ。そこには、いつ・何人で旅行するのかという、他のツアーセンターでも申込時に記載する項目はもちろんのこと、申込み者本人と同行者の身体の状況、きざみ食やアレルギー食などの食事に関すること、服薬の方法、入浴の方法、医療的ケア等、細かく項目がありました。また、車いす・電動ベッド・エアマット等の介護用品の他、吸引器・吸入器といった医療機器など、レンタルサービスの利用の有無の項目や、訪問看護派遣サービス(有料)や、ヘルパー派遣サービス(有料)の必要の有無の項目もあり、必要に応じて細かい聞き取りが行われるようです。

 どこに行きたいのか、何が食べたいのか、本人ができること・できないこと等詳細を聞き取ったものを基にセンターが旅行のプランを立てます。 

 さて、今回の大阪旅行の申込も終わり、旅行プランもできました。車いすのレンタルも、ヘルパーも利用できるように手配してもらいました。その後、旅費の支払いも済ませ宿泊のチケットも送られてきました。Lさんは出発の日が近づくにつれ、不安だった旅行も楽しみになり待ち遠しくなっていきます。

 

 さてもう少し続けたいのですが、『~前日まで、編~』はここまでです。次回はいざ大阪へ出掛ける『~当日編~』です。どんな旅行になったのでしょうか?

 

市身障協会職員  櫻木 奈緒子(さくらぎ なおこ)

 

申込書の1ページの写真

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