社会資源紹介コーナー ~つなぐ、つながるために~
生き方のデザイン研究所 代理理事 遠山 昌子(とおやま しょうこ)
インクルーシブデザイン思考により、新たな社会のしくみや役割をともに創造し、それが社会の主流となるよう働きかけるNPO「生き方のデザイン研究所」。
生き方のデザイン研究所は、障害があることで我慢をしたり、あきらめたりせずに、障害があることを強みに感じられる社会をめざし活動しています。
デザインとは、目に見える形あるものに限らず、考え方や行動もデザインできると考え、「ともに」より良い社会を創るために、私たち一人ひとりができることを考える場として小規模共同作業所ビリーブを運営したり、実践の場として学校や地域、企業に出向き、人にやさしい物やサービスのアイデア、合理的配慮ができる人材を育てる研修などを提案しています。
私たちは、特に社会のしくみのあらゆる場面で忘れられてきた、障害のある人の生き方、考え方を取り入れることで、もっと楽しく、もっとイキイキと、もっと幸せに暮らせる生き方をデザインできると提案します。障害のある人にしか気づけないこと、体験しないことがたくさんあります。それは辛く悲しく、めんどうで嫌になるようなこともあるけど、楽しくて、おもしろくて、心が温かくなるようなこともたくさんあります。そんな生き方に気づいていない人、知らない人がたくさんいます。私たちは、障害のある人とない人が出会い、ともに過ごし、心を交わすことで、障害のある人もない人もより元気に楽しく幸せに暮らすことができる「時空」をコーディネートします。学校では子どもたちに「生き方のデザイン授業」を、地域や企業のみなさんに「プロの理解者を育てる研修」を提案し、障害のある人には「生き方のデザイナー」という新たな役割を提案しています。
お問合せ先
一般社団法人生き方のデザイン研究所
小倉北区大門1-5-1西日本工業大学大学院・地域連携センター707
電話:093-953-6809 FAX:093-953-6819