第1位 「晩秋行」 大沢 在昌 著 (11時間49分)
バブル崩壊後に姿を消した二見興産の会長の20億円の価値があるクラシックカーの目撃情報が入ったという。居酒屋店主の円堂は、その車とともに連れ去られた君香を捜そうと…。『週刊大衆』連載を改題、加筆修正し単行本化。
第2位 「セカンドチャンス」 篠田 節子 著 (7時間39分)
長い介護の末、母親を見送った麻里、51歳。婚期も逃し、この先は坂を下っていくだけと思っていた。そんなある日、親友のひと言で一念発起した麻里は、水泳教室に通いはじめ…。『小説現代』掲載を単行本化。
第3位 「新宿のありふれた夜」 佐々木 譲 著 (7時間34分)
新宿で10年間任された酒場を畳む夜、郷田克彦は血染めのシャツを着た少女を店内に匿った。怯えながらメイリンと名のる少女は、監禁場所から脱けだす際、地回りの組長戸井田を撃ち、組織に追われていた。さらに克彦は日本に流れつくまでの難民生活、日本での過酷な労働を凌いできたメイリンの境遇に衝撃を受ける。欲望を孕んだ週末の新宿に蠢く暴力団の凶手。警察の執拗な捜査。この娘を救わなければならない。メイリンの姿が、この街に逃れてきた自分の姿と交叉した時、克彦は刻々と迫る二重包囲網の突破をはかった。
第4位 「おわかれはモーツァルト」 中山 七里 著 (9時間25分)
盲目の人気ピアニスト・榊場隆平に因縁をつけたフリーライターが銃殺される。容疑者にされ窮地に立った榊場を、彼と同様ショパンコンクールのファイナリストに名を連ねた岬洋介は救えるのか?
第5位 「大草原の小さな家で ローラ・インガルス・ワイルダーの生涯と信仰」 スティーブン・W.ハインズ 著 中嶋 典子 訳 (9時間45分)
「大草原の小さな家」など、西部開拓者の家族の物語を執筆したローラ・インガルス・ワイルダー。その生涯と物語に息づく信仰を読み解く。開拓時代の料理を再現できるレシピやローラの友人へのインタビューも収録。
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