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しんしょう協会 (北九州市身体障害者福祉協会)

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今を駆ける ~障害福祉の世界に生きる人たち~


福祉イラストレーター 横山 ぐぐ(よこやま ぐぐ)さん

 

 私は29歳で大腸を全摘し人工肛門を造設しました。

 原因は潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)という難病です。

 26歳に発病し3年間で6回ほど入退院を繰り返しました。効くと言われている薬はすべて試しましたが、どれも効いても1か月持ちませんでした。

 この病気によって、職場を解雇され、新たに仕事を始めても病状の悪化で長期入院をしてしまうため長続きできません。

 たまたま、入院時にお見舞いでイラストを描く道具などをいただき、暇な時間をつぶすようになり、また、SNSでイラストをあげるようになりました。

 この頃、LINEスタンプが一般の方でも販売できるようになったことから販売を始め、その収入が上がったことでイラストの仕事に興味を持つようになりました。

 そして29歳の夏、人工肛門を造設し、療養中に旅行に行ったことで、人工肛門・人工膀胱保持者(オストメイト)の漫画を描くことを決意しました。

 旅行先では専用のトイレはあっても大体が車いすの方と同じトイレのため、好奇の目で見られ、また、お風呂なども一緒に入ることはできませんでした。

 これらはすべて、この人工肛門・人工膀胱について理解されていないことが原因だと気づいたのです。

 ここから漫画を描き始め、その年末にSNSへ投稿したところ約200万人の方が漫画を読んでいただき、「これは知らなかった」「ためになった」と少しだけでも情報を拡散することが出来ました。

 この拡散された漫画により、初めて漫画のお仕事をいただくようになり、そこから人工肛門等の福祉装具関係のイラストや病気や障害に関する漫画も描くようになり「福祉イラストレーター」として30歳より本格的に活動を始めました。

 福祉イラストレーターと名乗ってはいるものの、福祉以外にも猫のイラストをメインに商品を制作し各種イベントでの出展やオンラインショップでの販売もしています。

 今年はイラスト以外のお仕事もさせていただいたことでイラストの幅が広がったので、これからもっといろいろなことにチャレンジし、イラストレーターとして障害や病気のある方への貢献ができればと考えています。

 

【ホームページ】 https://gugumamire.jimdofree.com

【Twitter】 @ponpokonyanko

 

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