4 よろず掲示板
◆ 録音図書の階層(レベル)について
皆さんが録音図書を再生した時、「この図書の階層はレベル2までです」などのアナ
ウンスを聞かれると思います。今さらだけど、そもそもこの「階層(レベル)」って何?
そう思われている方、結構いらっしゃるようです。
多くの本は、「章」「節」「項」などの章立てをしています。「第一章」「第二章」という
大見出しがあって、その下に「第一節」や「1、2、3」などの小見出しがあり、さら
にその下に「第一項」や「①、②、③」などがくる、そういった見出しの構成のことを
「階層(レベル)」と言います。
録音図書の編集では、通常一番大きな「章」をレベル1とし、「節」をレベル2に、「項」
をレベル3に設定しています。見出しが細分化されるほど階層は深くなり、レベルの数
は増えることになります。
このように、原本の章立てに準じて編集していれば、皆さんが再生機器やソフトを使
って録音図書を聴くときに「章」や「節」単位で読みたいところを探せるようになるの
です。
例えば、再生機器のテンキーの2、8キーでレベル1やレベル2といった階層移動が
できます。
階層がレベル1の状態で、4、6キーで横移動すると、「第一章」「第二章」と検索し
ますが、階層を下げてレベル2の状態で横移動すると、「第一章」「第1項」「第2項」と、
より細かい見出しの検索ができるというわけです。
ちょっと難しいですね。
お持ちの機器によってキー操作も違ってきますので、ご不明な方はご遠慮なく点字図
書館までご連絡ください。