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しんしょう協会 (北九州市身体障害者福祉協会)

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2 障害者福祉会館からのお知らせ

◆ 八幡西区防災訓練に行ってきました!!

  昨年11月30日に黒崎中学校で開催された【八幡西区防災訓練】に、西部障害者福

 祉会館の職員10名で参加しました。

  この訓練は、コムシティにある八幡西区役所が主催するもので「はぐくもう地域の絆

 高めよう地域の防災力」をスローガンに、1年に1回実施されています。今年度は、防

 災訓練等を通じて地域と防災関係機関の連携強化を図るとともに、地域の中で性別・世

 代を超えた防災リーダーの育成(発掘)を目的として訓練を実施しました。

  今回は、黒崎地区の7市民防災会を中心に20の関係団体総勢180名(当日実数)

 が参加しました。

  訓練は、八幡西区内で震度6強の地震が発生し、建物が倒壊する等の被害が黒崎地区

 内で発生した想定で①避難所運営訓練②避難支援訓練③非常食給食訓練の3つの訓練項

 目が同時に実施されました。

  私達職員は、②の避難支援訓練を担当しました。当日は、視覚・聴覚・身体等の障害

 のある当事者12名が避難者役として参加し、避難支援役の地区の民生委員が自宅や一

 時避難所(公園)から避難所まで、障害の特性に応じた支援方法で徒歩20分程の距離

 を避難誘導しました。

  到着した避難所(黒崎中学校)では、避難スペース設定訓練や非常持出袋検討会、簡

 易トイレ設置、応急手当訓練が行われていました。

  また避難者受付訓練では、一般市民の受付のほか、障害者や外国人の受付訓練も行わ

 れました。

  最後は、非常食給食訓練で、東日本大震災での教訓「震災後3日間、物心両面耐え忍

 ぶ」を合言葉に、限られた物資での合理的かつシンプルな炊き出しが実施され、アルフ

 ァ化米を使用したカレーライス・けんちん汁・きなこ餅を試食し、終了しました。

  この防災訓練で感じたことは、自分の地域の避難場所を知ること、そして、実際に避

 難経路を歩いてみることの大切さです。実際の災害時には、建物の倒壊や浸水など想定

 外のことが起こる可能性があり、状況に応じた判断が必要になります。今回私たちが通

 った避難経路は急坂があり、車椅子の方が災害時に一人で通れる道では決してありませ

 んでした。また、避難所となった中学校は2階に体育館があり、支援する人がいなけれ

 ば避難するのが困難な状況でした。

  今回の八幡西区防災訓練は、障害に応じた支援の方法の理解、障害があっても出来る

 ことや避難所にいける環境の整備について考えることを目的に参加しました。実際は避

 難所に行ってからも、たくさんの課題はあり、まだまだ改善するべきことはたくさんあ

 ります。

  でも、一番大切なのはやはり、日頃から地域の方と繋がっておくことだと思いました。

 地域の方にまず、自分の存在を知ってもらうこと、どういった障害があり、どういった

 支援が必要かを自らが発信しておくことが大切です。さらには、自分自身にも「支援で

 きる」ことがないか探ることも、地域と繋がる良いきっかけになるはずです。災害は、

 いつ起こってもおかしくない昨今、是非、次回も多くの皆さんに防災訓練に参加して頂

 きたいです。

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