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社会資源紹介コーナー~つなぐ、つながるために~

北九州市立介護実習普及センター 福祉用具プラザ北九州

 

 「福祉用具プラザ北九州」を訪ねてみました。

 誰しも高齢になれば体の機能は低下してきます。あるいは、思いがけない病気や怪我で、それまで通りの生活が難しくなることもあります。「自分や家族がそうなった時…」いえいえ、そうなる前に! ぜひ知っていてほしい場所でした。

 

 北九州市総合保健福祉センター1階。中に入ると、入り口に大きく「福祉用具プラザ北九州」とあるので迷いません。入り口に立つと、広くて明るいワンフロアの奥の奥まで、様々な福祉用具が展示されている様子に「おぉ…」と思わず声が漏れました。案内してくださったのは、スタッフの武田貴子(たけだ たかこ)さん。歩行訓練士(視覚障害者生活訓練等指導者)でもいらっしゃいます。

 

▲食事関連コーナー

 ここにある福祉用具は約1200点! 困難な動作を補う自助具(じじょぐ)コーナーのほか、排泄(はいせつ)関連、入浴関連、移動関連、ベッド関連、介護予防、意思伝達機器関連など、分野別に展示されています。販売やレンタルはしていませんが、新製品を含む様々なタイプの福祉用具の中から、実際に見て、触って、専門の職員さんと相談しながら、その人に合うものを確かめることができます。例えば自助具の食事関連コーナーに並んだ色々な形のお箸やスプーン、食器類は、身体機能が低下しても、できるだけ自分自身で無理なく食事ができるように、実によく考えられています。テーブルとイスが用意してあるので、ここで食卓での使用感も試せるんですね。

 

▲リフトを設置したベッド

 人間の尊厳(そんげん)に関わる排泄関連コーナー、日本人が大好きな入浴関連コーナー、様々な色や形の杖、車いす、介護シューズ、頭部保護帽子、介護用ベッド…コーナーをぐるりと歩いてみると、それぞれの分野の「今」が見えてきます。これらの福祉用具は、その人がその人らしく、より快適に日常生活を送れるように、また介護する人にも無理がないようにと、常に進化を続けているんですね。「抱えない、持ち上げないケアが推奨されています」と、武田さん。なるほど、介護用ベッドにはリフトが設置されています。「おすすめはこれ!トランスファーボード。優れものですよ」これを使うとベッドから車いすなどへの移乗(いじょう)が、楽にできるのだそうです。これ一つで毎日の介護が違ってきますね。

 

▲意思伝達機器コーナー

 意思伝達機器コーナーには、重度障害・難病の方、聴覚障害、視覚障害のある方に関する福祉用具がズラリ。それぞれの障害の状況に応じた様々な機器が揃っています。補聴器や視覚支援機器などの機器類は進化が著しい分野ですが、常に新機種に更新されているのだそうです。

 プラザに勤務する武田さんをはじめとした歩行訓練士、排泄ケア専門の相談員、リハビリテーション専門職、介護福祉士など、知識豊富な職員さんは、相談者の悩みや身体の状態、生活場面を確認しながらフィッティングを行い、必要とあれば、ご自宅や施設にも赴いて実際の生活を確認するそうです。

 プラザではこの他、中途で視覚障害となって日常生活が難しくなった方への『中途視覚障害者緊急生活訓練』、家庭で介護をされている方、これからのために学んでおきたい方のための介護講座、『高齢者排泄総合相談事業』なども実施しています。

 

 自身の身体機能を可能な限り維持しながら、福祉用具を上手に取り入れて生活をより良くしていく方法がある…そのために、とことん相談にのってくれる職員さんがいる。介護をする人になっても、される人になっても、力強い味方がいます。

 

福祉用具プラザ北九州 

小倉北区馬借(ばしゃく)1丁目7-1 北九州市総合保健福祉センター1階

電話 093-522-8721  FAX 093-522-8771

URL http://www.kati.gr.jp

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