1 点字図書館からのお知らせ
◆ 点字図書館交流会のご報告~門司港レトロに行ってきました!
昨年11月1日に点字図書館交流会を門司港で開催しました。
参加者は総勢38名。海峡ドラマシップ到着時に、思いがけず琵琶の演奏を聞くこと
が出来ました。800年以上も昔、まさにこの海峡で繰り広げられた源平合戦・壇ノ浦
の戦いを語る「平家物語」の琵琶演奏は大迫力で、歴史のドラマに吸い込まれていくよ
うな幕開けとなりました。
階上に上がり、観光ボランティアの「関門海峡の歴史について」のお話しを聞き、館
内を見学しました。お昼はレストランで9つのテーブルに分かれて、楽しいお食事会に
なりました。
午後からは希望コースに分かれての散策。お店めぐりコースは、海峡プラザを中心に
3つのグループがそれぞれに好きなお店や施設を周って楽しんでいました。散策コース
はトロッコ列車「潮風号」に乗って、九州鉄道記念館前駅から関門海峡めかり駅を往復
し、九州鉄道記念館を見学しました。
記念館は古い列車などが展示されており、鉄道の歴史や電車の仕組みなどについて学
ぶことが出来る施設で、初めて列車の仕組みを知った方もいらっしゃいました。
今回は全体の交流が出来ませんでしたが、関門海峡や門司港の歴史を知ることが出来
ました。また、利用者とボランティア、職員がレトロを散策しながら、室内では味わえ
ない出会いが出来たと思っています。
私も帰りの電車で、参加された利用者の方の感想をお聞きし、幸せな気持ちになりま
した。人と人との出会いがうれしい交流会でした。
今回参加された音訳ボランティアの片井さん、利用者の川添さんからご感想をお寄せ
頂きましたのでご紹介します。 (担当:三木)
●片井 良江(新たんぽぽ会)
久しぶりに交流会に参加させて頂きました。
屋外での移動しながらの交流は自然と話がはずみ、皆さまと触れ合うことが出来たと
思います。
利用者さんだけでなく、ボランティアの方、特に日頃お会いする機会の少ない点訳ボ
ランティアの方とお話しでき、新たな発見もありました。
昼食会場では事前に席の配置がされていたので、はじめてお会いする方々とお話が出
来ました。職員の方の事前準備が行き届いているな、と思いました。
九州鉄道記念館ではガイドをさせていただきましたが、慣れない誘導にむしろ利用者
さんが気をつかって下さったのではないかな、などと思っています。
全員の方とはお話が出来なかったので、それはまたの機会に叶えられたら、と思って
います。
私自身が門司港巡りを楽しませていただきました。
皆さまに感謝です!
●「これで疑問は解決」 川添 光正(図書館利用者)
私が日頃思っていたことは、何十トンもある客車が何両も連なってレールの上を滑る
ように転がっていくことでした。いつかはレールを観察してみたいと思っていたところ、
交流会に参加することが出来、チャンスが回ってきたのです。
一本のレールの幅が6センチほどあり、その内側に指を滑らせたら、4センチほど下
にくぼみがあり、これがレールの頭を支える土台になっていることが分かりました。こ
れだけ頑丈にできておれば、何十トンの重さが加わってもびくともしないのではないか
と思いました。とにかく技術はすごいものだと思いました。
帰路のバスに乗り、黒崎駅のバス停に近付くと寂しさが増してきました。それはボラ
ンティアの方たちがやさしく、親切ですっかり私の心が溶け込んでしまったからでした。
とにかく今日は最高の日でした。来年もまたこういう機会があれば参加してみたいと
思っています。
◆ 利用者の皆さまとの意見交換会開催のお知らせ
昨年6月に開催いたしました「第1回意見交換会」では図書製作の流れを説明させて
いただいた後、利用者の皆さまより、図書館を利用されるにあたりご要望・ご意見・ご
質問が出されました。また、図書の楽しみ方などの情報交換の場ともなりました。
より皆さまのご意見を頂戴したく「第2回意見交換会」を開催いたします。
前回、参加された方もご都合が悪かった方も、どうぞお越しくださいませ。そしてい
ろいろなご意見をお聞かせください。お待ちしております。
日 時:2月28日(日)13:30~15:00
会 場:西部障害者福祉会館(黒崎コムシティ5階)501・502会議室
申込先:点字図書館 TEL093-645-1210
申込締切:2月26日(金)
※JR黒崎駅改札または黒崎バスセンターより会場までご案内いたします。
必要な方は申込時にお伝えください。
(担当:峯浦)
◆ 取り扱い雑誌のご紹介
現在、当館で貸出をしている雑誌は、録音は全てデイジー版となっています。
発行間隔の違いにより週刊・隔週・月刊・隔月誌と季刊誌があり、すべての内容が録
音されている雑誌と抜粋版とがあります。
点字は「点字毎日」が週刊、「L&L」が隔週、その他は月刊誌です。
詳しくは点字図書館までお問い合わせください。
《取扱い録音雑誌》
●週刊誌(隔週発行のものも含む)
「週刊朝日」「週刊文春」「週刊新潮」「週刊現代」「ニューズウィーク」「朝日新聞社説」
「読売新聞編集手帳」。隔週では「朝日医学情報」「女性自身」「天声人語」「ナンバー」
「婦人公論」があります。
●月刊誌(隔月発行のものも含む)
「CulCul かるかる」「わたしの本屋さん」「九視情協」「近視情協」「にってんデ
イジーマガジン」「声の経絡治療」「ラジオ深夜便」「PHP」「選択」「医道の日本」。
隔月では、「声の厚生」「暮しの手帖」があります。
●季刊誌
「おしゃれなひととき」「ヨムヨム」があります。
《取扱い点字雑誌》
「点字毎日」「L&L」「点字ジャーナル」「コメディカル」「点字の友」「鍼灸の世界」
があります。
★図書のリクエストについて(お願い)
返却する図書や雑誌の郵送袋の中に、借りたい図書を点字でお知らせいただく場合に
は、お名前を必ずご記入ください。
(担当:衛藤)