わたしたちにできること

今回(こんかい)は車いす(くるまいす)の人(ひと)のためにできることをいくつかご紹介(しょうかい)します。

車いす(くるまいす)だと困る(こまる)こと。その１＃高い(たかい)所(ところ)に手(て)が届か(とどか)ない

: イラスト１

　「お手伝い(おてつだい)しましょうか？」

　まずは斜め(ななめ)前(まえ)から声(こえ)をかけて、要望(ようぼう)を聞き(きき)ます。車いす(くるまいす)に座っ(すわっ)たままでは手(て)が届か(とどか)ない物(もの)を代わり(かわり)に取る(とる)など、必要(ひつよう)に応じ(おうじ)て手伝い(てつだい)ましょう。

＜Point＞

　「斜め(ななめ)前(まえ)」から声(こえ)をかければ、車いす(くるまいす)の進行(しんこう)の妨げ(さまたげ)にならずに、車いす(くるまいす)使用(しよう)者(しゃ)の視界(しかい)に入る(はいる)ことができます。

　目線(めせん)を合わせる(あわせる)と、なおgood！

車いす(くるまいす)だと困る(こまる)こと。その2＃ドアが開け(あけ)づらい

: イラスト２

　「ドアを開け(あけ)ましょうか？」

　斜め(ななめ)前(まえ)から声(こえ)をかけて、要望(ようぼう)を聞き(きき)ます。ドアを大きく(おおきく)開け(あけ)て、車いす(くるまいす)の人(ひと)が通れる(とおれる)ようにしましょう。

＜Point＞

　車いす(くるまいす)の人(ひと)が困る(こまる)ドアは、

・押し(おし)たり引い(ひい)たりするドア

・引き戸(ひきど)でも重たい(おもたい)ドア

・手(て)が届か(とどか)ないタッチ式(しき)のドア

車いす(くるまいす)だと困る(こまる)こと。その3＃エレベーターを利用(りよう)するとき

: イラスト３

　乗降(じょうこう)に時間(じかん)がかかるので、ドアが先(さき)に閉まっ(しまっ)てしまう危険(きけん)性(せい)があります。

　「開く(ひらく)を押し(おし)ているので、どうぞ」

　安心(あんしん)して乗降(じょうこう)できるように声(こえ)をかけ、乗降(じょうこう)が終わる(おわる)まで「開(ひらく)」ボタンを押し(おし)ましょう。また、階数(かいすう)ボタンに手(て)が届か(とどか)ないことがあります。

　「何(なん)階(かい)ですか？」

　と声(こえ)をかけ、代わり(かわり)に押し(おし)ましょう。

＜エレベーターに乗る(のる)順番(じゅんばん)は？＞

車いす(くるまいす)の人(ひと)やベビーカー等(とう)は、安全(あんぜん)のためエレベーターでないと昇降(しょうこう)できません。順番(じゅんばん)どおりは公平(こうへい)なのでしょうか？エレベーター以外(いがい)で昇降(しょうこう)できる人(ひと)は、他(た)の手段(しゅだん)にするか、先(さき)を譲っ(ゆずっ)てみませんか？

　困っ(こまっ)ていそうな時(とき)は、見(み)て見(み)ぬふりをせず積極(せっきょく)的(てき)に声(こえ)をかけて、どんな手助け(てだすけ)が必要(ひつよう)か尋ね(たずね)てみてください。たとえ断ら(ことわら)れても、声(こえ)をかけてくださったあなたの優しい(やさしい)気持ち(きもち)は確実(かくじつ)に相手(あいて)に届い(とどい)ています。

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