公益財団法人北九州市身体障害者福祉協会
５０周年記念誌を発行しました
公益財団法人 北九州市身体障害者福祉協会は、２０２３年７月に創立５０周年を迎え、９月にはリーガロイヤルホテル小倉にて「創立５０周年記念式典」を開催しました。
そしてこの度、５０周年記念事業の締めくくりとして、記念誌「50ｔｈ Ａｎｎｉｖｅｒｓａｒｙ ＳＩＮＣＥ1973 公益財団法人 北九州市身体障害者福祉協会 ５０年のあゆみ」を発行しました。
2022年7月、記念式典に引き続き、記念誌の企画、編集、発行までのプロジェクトを拝任したのは４名の主任職でした。日々の業務に翻弄(ほんろう)される中、何からどう進めたらよいものか考えあぐねるうちに時間ばかりが過ぎてゆき、焦りを感じるメンバーに「半世紀という大きな節目」というフレーズは、もはや禁忌(きんき)のプレッシャーでした。もとより４人だけで遂行(すいこう)できるはずもなく、周りの職員に協力を求め、上司の助け舟にすがりつきながら、業務の合間を縫っての作業が続きました。
協会の５０年の歴史を振り返るページでは、方々(ほうぼう)からかき集めた写真を掲載していますが、デジタルカメラなど無かった時代の写真には紛失したものも多く、収集にはてこずりました。
それでも、色あせた写真が㈱ゼンリンプリンテックス様のご協力により鮮やかに蘇(よみがえ)り、カラフルな写真をたくさん散りばめることが出来ました。
1973年から始まる年表では、「北九州市の出来事」や「国の動き」と対比しながら協会のあゆみを確認することができます。協会の運営にも大きく影響を及ぼした「コロナ禍における協会の取り組み」については、特集ページにまとめました。
1979年に開館した障害者福祉会館の紹介では、会館がこれまでに開催してきたバラエティに富んだ講座やお祭りの写真を紙面いっぱいに掲載しています。
現在の協会の概要についてまとめていく作業では、今我々が取り組んでいる事業がどういう意味を持つものかを改めて確認することも出来、プロジェクトメンバーが編集の拠り所とした「後世へ残す資料」「新人研修の教材になるもの」というコンセプトは、一つの形にできたのではと思います。
- ▲編集作業中の記念誌の原稿
写真や校正原稿で机が埋まってゆく中でプロジェクトメンバーが感じたように、先人が紡いできた歴史の先に現在の協会があること、その時々に先人たちの思いがあったことを、記念誌を手にした方々にお伝えすることが出来れば幸いです。