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今回は視覚に障害がある人のためにできることをいくつかご紹介します。
見て見ぬふりをせず、困っている人を見かけたら、積極的に声をかけてどんな手助けが必要か尋ねてみましょう。
案内をするとき、段差、階段、スロープ、交差点、エレベーター、電車の乗降など、歩行に変化があるときは、必ずいったん立ち止まって、「階段を降ります」などと説明しましょう。
視覚障害のある人の多くが多機能トイレではなく一般トイレを使うという調査結果があります。理由に「空間が広すぎて、便器やスイッチの位置がわかりづらい」という回答がありました。特に、初めてのトイレは様子がわからなくて困ります。水の流し方、洋式か和式か、便器の向き、トイレットペーパーや鍵の位置、汚れている部分などを教えてもらえると助かるそうですよ。
位置情報を伝える手段として「クロックポジション」があります。視覚障害者から見た方向を時計の短針にたとえて表します。手前が6時、向こうが12時、右手が3時、左手が9時となります。
盲導犬に出会った時は、そっと温かく見守ってください。盲導犬が集中力を欠くと、安全に歩けなくなってしまいます。どうか後ろからそっと見守って、もし困っているようであればお手伝いをお願いします。
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