4 サピエ図書館貸出ベスト5
過去1か月間にオンラインリクエストされた図書の、上位ランキングをご紹介します。
(平成27年12月16日現在)
◆ 点字図書
第1位 「火花」 又吉 直樹 著 (全2巻)
奇想の天才である一方で人間味溢れる神谷、彼を師と慕う後輩徳永。芸人の2人が運命
のように出会ってから劇は始まった―。笑いとは何か、人間が生きるとは何なのか。
第153回 芥川賞受賞。
第2位 「天空の蜂」 東野 圭吾 著 (全11巻)
奪取された超大型特殊ヘリコプターには爆薬が満載されていた。無人操縦でホバリング
しているのは、稼働中の原子力発電所の真上。日本国民すべてを人質にしたテロリスト
の脅迫に対し、政府が下した非情の決断とは。
第3位 「家族という病」 下重 暁子 著 (全2巻)
日本人の多くが「一家団欒」という言葉にあこがれ、そうあらねばならないという呪縛
にとらわれている。なぜ「家族」は美化されるのか。家族の実態をえぐりつつ、「家族
とは何か」を提起する。
第4位 「なぜ日本人は、一瞬でおつりの計算ができるのか」
川口マーン惠美 著 (全3巻)
国語も算数も、実は語学も、日本人は大得意! 「住んでみたヨーロッパ9勝1敗で日
本の勝ち」の著者がおくる、比較教育論。日本とドイツを「教育」で切り取り、それぞ
れの一長一短を述べる。
第5位 「煙霞」 黒川 博行 著 (全6巻)
ホステスと欧州視察旅行に出かける理事長を誘拐した美術講師の熊谷と音楽教諭の菜穂
子。私学助成金の不正受給をネタに正教員の資格を得ようとするが、二人を操る黒幕の
狙いは理事長の隠し財産だった。
◆ デイジー図書
第1位 「あの家に暮らす四人の女」 三浦 しをん 著 (9時間52分)
謎の老人の活躍としくじり。ストーカー男の闖入。いつしか重なりあう、生者と死者の
声―古びた洋館に住む女四人の日常は、今日も豊かでかしましい。ざんねんな女たちの、
現代版「細雪」。『婦人公論』連載を単行本化。
第2位 「流」 東山 彰良 著 (12時間2分)
1975年、偉大なる総統の死の直後、愛すべき祖父は何者かに殺された。17歳。無
軌道に生きるわたしには、まだその意味はわからなかった。大陸から台湾、そして日本
へ。謎と輝きに満ちた青春が迸る。第153回 直木賞受賞。
第3位 「豹変」 今野 敏 著 (8時間29分)
世田谷の中学校で3年生の少年が同級生を刺す事件が起きた。取り調べで少年は何かに
取り憑かれたような言動を見せ、警察署から姿を消し…。刑事と祓師が不可解な事件を
追う、長篇警察小説。『小説野性時代』掲載を単行本化。
第4位 「モンローが死んだ日」 小池 真理子 著 (18時間52分)
なぜ生きるのか? なぜ愛するのか? 孤独の中を生きてきた男女が辿りついた場所と
は…。現代人の心の襞の奥底に踏む込む、濃密な心理サスペンス。『サンデー毎日』掲
載を単行本化。
第5位 「ボス・イズ・バック」 笹本 稜平 著 (5時間11分)
泣く子も黙る組長と、飼い主より凶暴な組長の愛犬、そしてなぜか愛犬に懐かれている
探偵事務所の電話番。彼らが持ち込む騒動や事件に、探偵は振り回されっぱなし! 「宝
石ザミステリー」『小説宝石』掲載を単行本化。