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しんしょう協会について

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生きがい

当協会アートセンターのかがやきアーティストに登録されている田中康弘さんにインタビューしました。田中さんの描かれる絵は、日常の風景の中にあたりまえに存在する人物や動物の絵が中心で、そのひとつひとつがとても細かく描かれています。輪郭がすべて白で縁取られているため、柔らかくて愛嬌のある絵に仕上がっています。癒される、まさにそんな感じの絵です。

そしてこの度は、第12回北九州市障害者芸術祭作品展で、見事、北九州市身体障害者福祉協会理事長賞を受賞されました。おめでとうございます!

 

(聞き手ITアトリエひこうせん 高見さん)

 

聞き手  賞を受賞された感想を聞かせてください。

 

田中さん

受賞の知らせを聞いた時は、不思議と落ち着いていました。

しみじみと、「ここまできたか、がんばってきた甲斐があった!三度目の正直だ!」と思いました。

 

聞き手  アート活動に興味をもちはじめたのはいつですか?またきっかけを教えてください。

 

田中さん 

学生時代、美術の授業は、まあまあ好きという感じで、小学校3年生の時に絵画で入賞したことがあります。

平成26年から私が利用している地域活動支援センターITアトリエ「ひこうせん」で、ものづくり作業が始まり、それを通してアート活動に対する興味が広がりました。

 

聞き手  アート活動で苦労するところや工夫しているところなどはありますか?

 

田中さん

苦労するところは下描きです。イメージしたものを鉛筆で何度も描き直します。

工夫しているところは、普段からよく観察するようにしているところです。そうすると絵を描くときに思い出すことができます。

みんなが「おもしろい」って笑ってくれるかな?と考えたり、自分自身も楽しみながら描いています。

 

聞き手  事業所ではどんな活動をしていますか?

 

田中さん 

絵を描くことに加えて、羊毛フェルトでマスコットをつくったり、ブローチのコーティング剤を塗ったり細かい作業もします。パソコン作業もしています。

新しく加わったメンバーに、作業の手順を教えたりすることもあります。

 

聞き手  これからどんな絵を描いていきたいですか?また夢などあったら聞かせて下さい。

 

田中さん 

テーマは「おもしろい」で、これからも、自分の満足のいく絵を描いていきたいです。

夢は、北九州市障害者芸術祭の市長賞をとることです。

 

聞き手 ITアトリエひこうせん 高見さん

 

「ITアトリエひこうせん」の紹介

 ITアトリエ「ひこうせん」は、小倉北区井堀にある地域活動支援センターⅢ型の施設です。北九州市内に在住の障害者手帳をお持ちの方が利用対象となっております。作業はPC部門とものづくり部門があり、アットホームで落ち着いた施設です。1人1人に寄り添いながら、社会参加への一歩を応援します。

見学等、お気軽にお問合せください。

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