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社会資源紹介コーナー~つなぐ、つながるために~

しんしょう協会について

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社会資源紹介コーナー~つなぐ、つながるために~

▲ヤングケアラー相談支援窓口(入口)

北九州市ヤングケアラー相談支援窓口の開設について

 

 平素より本市の児童福祉行政にご協力を賜りありがとうございます。

 皆様は、「ヤングケアラー」という言葉をご存じでしょうか。


 ヤングケアラーについての法令上の定義はされていませんが、厚生労働省の「多機関(たきかん)・多職種(たしょくしゅ)連携(れんけい)によるヤングケアラー支援マニュアル」の中では、「一般に、本来大人が担うと想定されているような家事や家族の世話などを日常的に行っていることで、負担を抱える、もしくは、子どもの権利が侵害(しんがい)されている可能性がある18歳未満の子ども」と説明されています。

 

 ヤングケアラーが社会問題として注目されるようになった背景には、家族状況の変化があると言われています。40年前と比較すると、共働き世帯やひとり親世帯の数は2倍となり、一世帯当たりの人員も減少しており、家族の介護やきょうだいのお世話などについて、子どもがケアの担い手とならざるを得ない状態が起こりやすくなっています。国が行った令和2、3年度の「ヤングケアラーの実態に関する調査」では、「世話をしている家族がいる」と答えた割合は、全日制(ぜんにちせい)の高校2年生では4.1%、中学2年生は5.7%、小学6年生では6.5%と公表されました。

 

 では、なぜヤングケアラーが問題といわれているのでしょうか。

 子どもには、「生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利」があります。

 本来大人が担うような家事や家族の世話などを日常的に行い重い責任を負うことで、「勉強がうまくいかない、友人関係がうまく築けない」など子どもの将来に影響を及ぼす可能性があり、子どもの権利が侵害されている可能性があります。

 早期発見・支援を行うことで、その影響を軽減することができます。

 

 本市では、本年5月17日に「北九州市ヤングケアラー相談支援窓口」をウェルとばたの2階に開設しました。

 ここでは、社会福祉士等の資格をもったコーディネーターが、ヤングケアラーとなっているお子さんや、その家族、関係機関からの相談に対応し、悩みを聞いたり、公的サービス(障害福祉サービス、介護保険サービス等)について案内することで、本人やその家族の精神的な負担や、ケアの負担の軽減を目指します。

 もし、皆さまのお近くに、家族のお世話に悩んでいるヤングケアラーの方がいらっしゃいましたら、「北九州市ヤングケアラー相談支援窓口」を活用していただけますと幸いです。

(北九州市子育て支援課児童虐待防止担当係長 大和 由希子(やまと ゆきこ))

 

北九州市ヤングケアラー相談支援窓口

【受付日時】 火曜~土曜 10:30~18:30

     ※日曜、月曜(月曜が祝日の場合はその翌日)、祝日、年末年始は休み

【場  所】 北九州市戸畑区汐井町1-6 ウェルとばた2階

      TEL:093-482-6577

      FAX:093-482-6578

      メールアドレス:young_carer(at)kitafj.or.jp

【利用方法】 電話、メール等

【利用できる人】 北九州市在住のヤングケアラー本人やその家族、関係機関

【費  用】 無料(電話による相談の通話料等は除く)



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