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それあるっ!劇場(げきじょう)~きつねパンダ一家(いっか)

しんしょう協会について

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それあるっ!劇場(げきじょう) ~きつねパンダ一家(いっか)

 北九州(きたきゅうしゅう)()元気(げんき)暮らす(くらす)きつねパンダ一家(いっか)が、あるある(はなし)のメインキャラクターとして、ある(とき)障害(しょうがい)のある当事者(とうじしゃ)として、またある(とき)家族(かぞく)として、いろいろな場面(ばめん)登場(とうじょう)する「それあるっ!劇場(げきじょう)

 今回(こんかい)は「聴覚(ちょうかく)障害(しょうがい)難聴(なんちょう))の(ひと)」のお話(おはなし)です。

登場(とうじょう)人物(じんぶつ)

登場(とうじょう)人物(じんぶつ)
▲4コマ漫画(まんが)

エピソード21 ~ノリノリライブと難聴(なんちょう)(しゃ)あるある

 

 今日(きょう)難聴(なんちょう)(しゃ)団体(だんたい)親睦(しんぼく)(かい)

 ステージ(じょう)ではパパパンダがロックを熱唱(ねっしょう)しています。

 「難聴(なんちょう)(ひと)って歌える(うたえる)の?」そう思っ(おもっ)(ほう)もいると思い(おもい)ます。

 難聴(なんちょう)は、軽度(けいど)重度(じゅうど)まであり、聞こえ(きこえ)(かた)聞こえ(きこえ)程度(ていど)によって(ひと)それぞれです。(なか)には音楽(おんがく)聴く(きく)ことやリズムに乗っ(のっ)(うた)歌う(うたう)ことができる(ひと)もいます。

では音楽(おんがく)聞こえる(きこえる)のなら電話(でんわ)出来る(できる)かというとそうではありません。

音楽(おんがく)通常(つうじょう)会話(かいわ)では、聞こえ(きこえ)てくる(おと)(たか)さや大き(おおき)さ・音質(おんしつ)なども違う(ちがう)ため、補聴器(ほちょうき)拾う(ひろう)(おと)当然(とうぜん)違い(ちがい)音楽(おんがく)聞こえる(きこえる)から電話(でんわ)出来る(できる)(わけ)ではありません。また、電話(でんわ)については、難聴(なんちょう)(ひと)自分(じぶん)言葉(ことば)でしゃべることが出来る(できる)ため、電話(でんわ)での対応(たいおう)大丈夫(だいじょうぶ)だろうといった誤解(ごかい)受け(うけ)やすく、職場(しょくば)辛い(つらい)思い(おもい)をしている(ひと)たちがいるということを知っ(しっ)ていただければと思い(おもい)ます。

 さて、親睦(しんぼく)(かい)恒例(こうれい)のパパパンダのライブ、いつもならパフォーマンスに会員(かいいん)からの声援(せいえん)(だい)盛り上がり(もりあがり)となるところですが、(なに)かがいつもと違い(ちがい)ます。

 衣装(いしょう)のマントをひるがえし、更に(さらに)テンションがあがるパパパンダ。

 すると後ろ(うしろ)から支援(しえん)(しゃ)(ほう)(かた)をトントン叩い(たたい)てパパパンダに知らせ(しらせ)ます。なんとワイヤレスマイクの電池(でんち)切れ(きれ)ていて、(だい)人数(にんずう)(まえ)完全(かんぜん)(なま)(こえ)歌っ(うたっ)ていたのです。

 有名(ゆうめい)なアーティストの(ほう)広い(ひろい)会場(かいじょう)でマイクを使わ(つかわ)ずに(なま)(こえ)歌う(うたう)演出(えんしゅつ)もあり、その(とき)会場(かいじょう)盛り上がっ(もりあがっ)たりしますが、今回(こんかい)聴衆(ちょうしゅう)難聴(なんちょう)(ひと)たちで、マイクを通し(とおし)(こえ)でないと歌声(うたごえ)はよく聞こえ(きこえ)ません。加え(くわえ)てあるあるなのが、カラオケで(うた)歌う(うたう)難聴(なんちょう)(ひと)(なか)には、リズムに乗っ(のっ)(うた)歌っ(うたっ)てはいるものの、バックのミュージックの(おと)かき消さ(かきけさ)れて、自分(じぶん)(こえ)のフィードバックがマイクを通して(をとおして)聞こえ(きこえ)ているのか、自分(じぶん)(なま)(こえ)なのか、分から(わから)ない(ひと)もいるとか。

 ノリノリの状態(じょうたい)(いち)(にん)空回り(からまわり)していたパパパンダは、そのことを指摘(してき)されガックリ。親睦(しんぼく)(かい)終了(しゅうりょう)()は、1(にん)反省(はんせい)(かい)のために(よる)(まち)吸い込ま(すいこま)れるように消え(きえ)ていってしまいましたとさ。

 ライブでも会議(かいぎ)でも講演(こうえん)(かい)でも、難聴(なんちょう)(ひと)たちの聞こえ(きこえ)保障(ほしょう)として、マイクのチェックは大切(たいせつ)なことですね。

 パパパンダの次回(じかい)ステージに期待(きたい)しましょう。


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