新年のご挨拶
点字図書館職員一同
新年あけましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、健やかに新年を
お迎えのことと存じます。
さて、この「点字図書館だより」には時折、私たち職員の人となりがわかるから一人
一人のメッセージが楽しみ、というありがたいお言葉を頂きます。
それならば、と今年最初のメッセージには「私の宝物」というテーマを設けてみまし
た。思いがけず、普段は見せない職員の別の顔も見えてきました。
新年のご挨拶にかえてお届けいたします。
館長の安藤です。謹んで新春のお慶びを申し上げます。
さて、「私の宝物」というテーマで改めて考えてみると、子どもの頃はきれいな空き缶
を宝箱にして、おはじきやシール、塗り絵などを入れていたように思います。が、いつ
の頃からか「私の宝物」は物ではなく、家族や友人、職員、そして周りの人たちの温か
い言葉や笑顔が生きる力に繋がっていることに気づきました。お金では買えない愛が「宝
物」です。とは言いつつ、年末ジャンボを買った私は、まだまだ煩悩が拭いきれない。
今年も修行です。本年もよろしくお願いいたします。
主任の永山です。私の一番の宝物は、愛犬のロッティ(Lotti)です。1歳半の
柴犬です。男の子です。ロッティとは、ドイツ語で「自由な者」という意味。その名の
とおり、自由気ままに生きています。かわいいかわいいロッティに毎日癒されています。
三木です。毎日、ボーっと過ごしていて、大切なものについて気づきもせずいました。
健康で楽しい毎日であれば幸せです。でも、よくよく考えると、そうだ!幸せ気分に
してくれるものと言えば、5歳のボーイフレンドと過ごすひとときです。
好きな映画も忘れて、一緒にチャンバラごっこをしたり、紙飛行機の作り方などを考
えたり…、昆虫や新幹線などの本を読んだりします。その至福のひとときが宝物です。
福島です。「これ、私の宝物!?」子供のころ、すべすべした石、リボン、お菓子につ
いてくるおまけ!など、今では「そんなもの!!」と思うものを大事にしていた事を思
い出します。今の宝物は、やっぱりパートナーのケイティですね。
大久保です。平凡だけど、やっぱり家族かなあ。一日の終りに、布団に入った娘に向
かって旦那と二人でダイブ!しつこいくらい耳元で「おやすみ~おやすみ~」と囁きま
くる。娘も「うざ~い!」って言いながらコレを待ってたりする。こういう時間、あ~
幸せだなあって思うんです。しかし、間もなく訪れるであろう反抗期。「マジ、うざ。や
めて。」って冷静に言い放たれる日を想像すると……泣けてきます。
衛藤です。無垢の天板。畳一枚くらいの大きさで、厚さはカセットケースの長手くら
い厚い無垢の一枚板がありましたね。仕事の机として使っていて、台座は手作りスピー
カのエンクロージャ、引出などは自分でレーザーカットした使い勝手の良いものでした
が、関西から引越しをする時に軽トラックには乗らないので処分しました。あの無垢の
天板は、どこかの食卓テーブルにでもなっているのでしょうかね?
今は、歴代のパソコンがゴミのようにあるだけです。
大渡です。私の宝物は、息子に関連するものです。私には、3歳になる息子がいます。
初めて着た産着、初めて履いた靴、初めて描いてくれた絵などを大切に箱にしまって
います。今後も息子の成長とともに私の宝物は増えていくことでしょう。それを楽しみ
に息子の成長を見守りたいと思います。
小関です。私の宝物の一つ、それはうちの旦那様です。「この人がいなければ今の私は
いない!」と断言できるほど、ずっと精神的に助けられてきました。私の精神安定剤的
な存在です。「新婚の今だけだよ…」という声が聞えてきそうですね…。確かにイラッ
とするときもあります。でも、やっぱりこの人と結婚できてよかったなと思っています。
向こうにもそう思われているといいなぁ。
橋本です。子どものころは、お菓子のおまけ・キラキラ光るビー玉・おもちゃの指輪・
まるいツルツルな石・きれいな色の貝と、たくさんのちいさな「たからもの」をかわい
い箱に入れていたのに…。今、「宝物?」と考えてみて思い浮かぶのは、「モノ」ではな
くて、良くも悪くも想い出ばかりのような気がします。写真・てがみ・家計簿?!…過
去があって今がある。これが「私の宝物」なのかな。カッコよすぎ?
中村です。私の宝物は我が家の愛猫しーです。2004年生まれの12歳です。人間
の年齢に換算すると64歳だそうですが、いつまでも元気で長生きしてほしいものです。
以上、十人十色の宝物でした。今年も「こんな私たち」をどうぞよろしくお願い申し
上げます。