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点字図書館だより

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9 この(ほん)、おもしろかった!~わたしの(いち)(さつ)

 点字(てんじ)図書館(としょかん)利用(りよう)される皆さん(みなさん)がつなぐコーナーです。(まえ)(ごう)有吉(ありよし)さんから、マチネの洋子(ようこ)さんへバトンが渡さ(わたさ)れました。それでは、マチネの洋子(ようこ)さん、お願い(おねがい)します。

 

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(わたし)のお勧め(すすめ)(いち)(さつ) 『(えき)泊まろ(とまろ)う!』

 豊田(とよだ) (たくみ)(ちょ)(えき)泊まろ(とまろ)う!』、この(ほん)のタイトルに()かれ読ん(よん)でみることにしました。

 主人公(しゅじんこう)桜岡(さくらがおか) 美月(みづき)はブラックな職場(しょくば)だった居酒屋(いざかや)チェーン(てん)退職(たいしょく)し、亡き(なき)祖父(そふ)徹三(てつぞう)経営(けいえい)していたコテージを譲り受ける(ゆずりうける)ことになりました。鉄道(てつどう)好き(すき)美月(みづき)は、飛行機(ひこうき)よりも新幹線(しんかんせん)北海道(ほっかいどう)目指す(めざす)ことに決め(きめ)高級(こうきゅう)なグランクラスに乗り込み(のりこみ)車内(しゃない)豪華(ごうか)なお弁当(べんとう)やビールを楽しみ(たのしみ)ながら、(しん)函館(はこだて)北斗(ほくと)(えき)到着(とうちゃく)します。

 グランクラスの新幹線(しんかんせん)(ない)様子(ようす)はとても羨ましく(うらやましく)て、(わたし)乗っ(のっ)てみたいな、そして北海道(ほっかいどう)風景(ふうけい)は、以前(いぜん)北海道(ほっかいどう)(たび)した(とき)のことを思い出し(おもいだし)ながら読み(よみ)進め(すすめ)ました。美月(みづき)初めて(はじめて)訪れ(おとずれ)北海道(ほっかいどう)大き(おおき)さに戸惑い(とまどい)ながらローカル線(ろーかるせん)乗り継ぎ(のりつぎ)田舎(いなか)無人(むじん)(えき)比羅夫(ひらふ)(えき)』に辿り(たどり)着き(つき)ます。しかし、どこにも小さな(ちいさな)ペンションやオシャレで可愛い(かわいい)ゲストハウスらしきものは見つかり(みつかり)ません。なんと、(えき)そのものが「コテージ比羅夫(ひらふ)」だったんです。大きな(おおきな)ショックを受け(うけ)ますが、()帰る(かえる)ところもなくコテージで生活(せいかつ)していくことを決断(けつだん)します。

 「コテージ比羅夫(ひらふ)」では電車(でんしゃ)通過(つうか)するホームで、(うし)(ぶた)(ひつじ)などの肉類(にくるい)海老(えび)やししゃもなどの魚介(ぎょかい)(るい)、トウモロコシやナス、カボチャ、玉葱(たまねぎ)などの新鮮(しんせん)野菜(やさい)(るい)使っ(つかっ)たバーベキュー!美月(みづき)勤め(つとめ)ていた居酒屋(いざかや)では()たこともない北海道(ほっかいどう)美味しい(おいしい)食事(しょくじ)舌鼓(したつづみ)打ち(うち)、キンキンに冷え(ひえ)たサッポロクラシックビールを飲ん(のん)でいるうちに(こころ)開い(ひらい)ていきます。

 コテージ比羅夫(ひらふ)室内(しつない)にお風呂(ふろ)無く(なく)、ホームの(さき)にお手製(てせい)浴槽(よくそう)設置(せっち)されています。目覚まし(めざまし)をかけなくても、列車(れっしゃ)到着(とうちゃく)する汽笛(きてき)(おと)目覚める(めざめる)ことができます。(えき)のホームで食事(しょくじ)やお風呂(ふろ)、なんだかとっても楽し(たのし)そう!こんなコテージ本当に(ほんとうに)あるのかしら?文中(ぶんちゅう)に「(つぎ)小樽(おたる)(えき)」と()てくるので、小樽(おたる)住ん(すん)でいる友人(ゆうじん)にメールをしてみました。「こんな(ほん)読ん(よん)でるんだけど、本当に(ほんとうに)(えき)泊まれる(とまれる)の?」と尋ね(たずね)てみました。すると小樽(おたる)友人(ゆうじん)はすぐに返事(へんじ)をくれ「地元(じもと)にいて全く(まったく)知ら(しら)なかった。改めて(あらためて)調べ(しらべ)てみて本当に(ほんとうに)あって驚い(おどろい)た」と教え(おしえ)てくれました。

 文中(ぶんちゅう)には、「(わけ)アリな(きゃく)」や「(いち)(にん)()ているのに何故か(なぜか)()(にん)(ぶん)宿泊(しゅくはく)()払っ(はらっ)(きゃく)」のエピソードが書か(かか)れています。

 コロナ()でどこにも行け(いけ)なくなり、淋しい(さびしい)近頃(ちかごろ)です。この(ほん)読ん(よん)でいると北海道(ほっかいどう)豊か(ゆたか)自然(しぜん)美味し(おいし)そうな食材(しょくざい)(こころ)躍り(おどり)ます。もう一度(もういちど)行っ(いっ)てみたいな北海道(ほっかいどう)、そして泊まっ(とまっ)てみたいな「コテージ比羅夫(ひらふ)」に!

 

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  北海道(ほっかいどう)豊か(ゆたか)自然(しぜん)()浮かび(うかび)旅行(りょこう)しているような気持ち(きもち)になれる(ほん)紹介(しょうかい)、ありがとうございました。マチネの洋子(ようこ)さんの明るく(あかるく)躍動(やくどう)(かん)のある紹介(しょうかい)(ぶん)読ん(よん)でいると、気持ち(きもち)がパッと明るく(あかるく)なりました。実際(じっさい)色々(いろいろ)場所(ばしょ)行く(いく)ことが難しい(むずかしい)(なか)でも、(ほん)読む(よむ)色々(いろいろ)場所(ばしょ)思い(おもい)馳せ(はせ)想像(そうぞう)することで、楽しい(たのしい)気持ち(きもち)になれることを(さい)認識(にんしき)できました。

 マチネの洋子(ようこ)さん、ありがとうございました!

                                                               (担当(たんとう)田代(たしろ)

 

                                       

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