4 ちょっと一息~リレーコラム
終活
館 長 安藤 薫
ちょっと一息というには重いテーマかもしれませんが、前向きに聴いて、見て、読ん
でもらえたら嬉しいです。
先日テレビで、デヴィ夫人の終活(終わりの活動)の模擬葬儀を見ました。
棺はイケメンに持ってもらう、自分の好きな曲を流してもらう、弔辞は出川に読んで
もらう等々決めていて、笑いと涙で見た番組でした。
自分の死を他人任せではなく、きちんと考えて今を生きる為に、最近は高齢でなくて
も終活を考える人が増えてきました。
私は現在57歳、終活にはまだ早いかもしれませんが、私が27歳の時3歳上の兄が
事故で亡くなり、初めて「死」を考えた時でした。
その後結婚した私は両親と同居し、主人の母とも同居し、7人家族で暮らしていまし
た。仕事に子育て介護と、時間に追われる日々で、悲しい事も楽しい事も本当にたくさ
んありました。一昨々年、義母、母、そして父も追いかけるように亡くなり、ぽっかり
と心に穴が開いてしまい、「死」について考えた2度目でした。そんな矢先に自分が癌の
宣告を受け、3度目の「死」。でも、不思議と自分のこととなると悲しみではなく残され
た家族を思う事で「生きる」事を考えた「死」でした。それからというもの自分の人生
観が変わり、棺に入れるようダイエットしよう、奇跡の一枚と言われる写真を撮ってお
こう、曲はフォークソングがいい、エンディングノートはパソコンに入れておこう等々、
前向きに終活を考えるようになりました。(ちょっと違うかも・・)
幸いくじ運のいい私はラッキーな事も多く、先月A列車に乗って熊本に、バス旅行で
九十九島に続けて旅行に行ってきました(しかもただで)。
これからも楽しい事をたくさん見つけ、笑顔を残せるように前向きにチャレンジして
いこうと思います。ところで、棺を担ぐイケメンって、どこに頼めばいいんでしょうか?
4人は必要と思うので、もう少し働いて稼ぎたいと思います(笑)