「コロナ疲れ(づかれ)」

館長(かんちょう)　　安藤(あんどう)　薫(かおる)

　皆さん(みなさん)お変(へん)わりないですか？

　テレビをつけても人(ひと)と話し(はなし)ても、コロナ、コロナの毎日(まいにち)で心(こころ)も疲弊(ひへい)してしまいますよね。

今年(ことし)の2月(つき)にダイヤモンドプリンセス号(ごう)内(ない)で新型(しんがた)コロナウイルス感染(かんせん)症(しょう)が集団(しゅうだん)発生(はっせい)してから、半年(はんとし)が過ぎ(すぎ)ました。

　感染(かんせん)の恐怖(きょうふ)や外出(がいしゅつ)の自粛(じしゅく)、経済(けいざい)活動(かつどう)の悪化(あっか)などにより、不安(ふあん)やストレスで精神(せいしん)的(てき)に不調(ふちょう)を生じ(しょうじ)た状態(じょうたい)を「コロナ疲れ(づかれ)」と言い(いい)、重症(じゅうしょう)になると「コロナうつ」にもなりかねないそうです。

　心(こころ)と身体(しんたい)を元気(げんき)に保つ(たもつ)対策(たいさく)の一つ(ひとつ)に、「メディアを見(み)ない日(ひ)や時間(じかん)を作る(つくる)こと」とありました。確か(たしか)に3月(つき)4月(つき)のころは、毎日(まいにち)夜(よる)遅く(おそく)までニュースを聞い(きい)て寝(ね)ていたので、感染(かんせん)した夢(ゆめ)を時々(ときどき)見(み)ていました。これはいけないと思い(おもい)、その後(そのご)お笑い(おわらい)や韓(かん)流(りゅう)ドラマを見る(みる)ようになりましたが、これはこれで又(また)抜け(ぬけ)きれなくて困っ(こまっ)ています。

　神経質(しんけいしつ)になりすぎず、感染(かんせん)予防(よぼう)を行ない(おこない)ながら好き(すき)なことをするのが免疫(めんえき)力(りょく)アップにつながる一番(いちばん)ですよね。

　利用(りよう)者(しゃ)の方(ほう)から、外出(がいしゅつ)も出来(でき)ない昨今(さっこん)、話し相手(はなしあいて)が欲しい(ほしい)という相談(そうだん)を受け(うけ)ました。

　テレビや読書(どくしょ)も楽しい(たのしい)けれど、一方(いっぽう)通行(つうこう)になり、自分(じぶん)の話(はなし)を聞い(きい)て欲しい(ほしい)と思う(おもう)人(ひと)は、たくさんいらっしゃると思い(おもい)ます。

　点字(てんじ)図書館(としょかん)は「いのちの電話(でんわ)」ではありませんが、話し(はなし)たくなった時(とき)は遠慮なく(えんりょなく)お電話(でんわ)ください。長話(ながばなし)は出来(でき)ないかもしれませんが、私(わたし)を指名(しめい)していただければ幸い(さいわい)です。（指名(しめい)料(りょう)は戴き(いただき)ませんので）。

　お待ち(おまち)してます。