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点字図書館だより

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5 ちょっと一息(ひといき)~リレーコラム

点字(てんじ)(ばん)市政(しせい)だより担当(たんとう)  古庄(ふるしょう) 泰子(やすこ)

 (ほん)読ん(よん)爆笑(ばくしょう)したという経験(けいけん)がありますか?

 10(だい)読書(どくしょ)離れ(ばなれ)時期(じき)言わ(いわ)れていますが、(わたし)中学生(ちゅうがくせい)くらいの(とき)一番(いちばん)(ほん)読み(よみ)ませんでした。

 ある()本屋(ほんや)さんへ行っ(いっ)(とき)のことでした。(たいら)積み(づみ)された(ほん)(なか)によく知る(しる)キャラクターが描か(えがか)れた(ほん)見つけ(みつけ)思わず(おもわず)()取り(とり)ました。それは「ちびまる()ちゃん」でした。(ほん)表紙(ひょうし)には『ももこの(はなし)』と書い(かい)てあり、著者(ちょしゃ)はさくらももこさん。まるちゃんは小さい(ちいさい)(ころ)から大好き(だいすき)でよく()ているアニメです。赤色(あかいろ)のカバーで表紙(ひょうし)には砂絵(すなえ)使っ(つかっ)てまるちゃんが描か(えがか)れていました。あどけなく、ほっこりするその姿(すがた)惹か(ひか)れ、(ほん)買っ(かっ)帰り(かえり)ました。

 内容(ないよう)はさくらさんの子供(こども)時代(じだい)書か(かか)れたエッセイでした。文章(ぶんしょう)がわかりやすくとにかく上手(じょうず)で、アニメで見る(みる)まるちゃんとさくらさんが(あたま)(なか)でダブり、爆笑(ばくしょう)しながら一気に(いっきに)読み(よみ)ました。文章(ぶんしょう)だけの表現(ひょうげん)でこんなに笑っ(わらっ)たのは初めて(はじめて)でした。また、さくらさんの記憶(きおく)(りょく)()さに驚き(おどろき)もしました。

 それから、さくらさんのエッセイは出る(でる)たびに買っ(かっ)読む(よむ)ようになりました。(つぎ)(ほん)出る(でる)のが楽しみ(たのしみ)で、発売(はつばい)されると夢中(むちゅう)になって読み(よみ)ました。

 さくらさんが亡くなら(なくなら)れて2(ねん)経ち(たち)ました。もう新作(しんさく)のエッセイが読め(よめ)ないことはとても寂しく(さびしく)、テレビでまるちゃんを見る(みる)と、さくらさんのことを想わ(おもわ)ずにはいられないです。

 (いま)読み返す(よみかえす)ことがあり相変わらず(あいかわらず)爆笑(ばくしょう)してしまいますが、そんなさくらさんの文章(ぶんしょう)(ちから)って、強い(つよい)よなァと感じ(かんじ)ます。

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