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点字図書館だより

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裏表紙

▲正月の 子供になって みたきかな

「正月の 子供になって みたきかな 小林一茶」

 

 丸い飾りのついたゴムで、髪の毛をツインテール(二つ結び)にした小さな女の子。

 膝小僧が見えるチェックの短いジャンパースカートを着て、ずり落ちそうな靴下をはいて、足先をハの字にして立っています。

 両手で大事そうに持っているのはお年玉袋。中を覗き込みながら口元をほころばせ、赤い頬っぺたを輝かせています。

 お年玉をもらったり、凧揚げや駒回しをして遊んだり…そんな無邪気な子どもになってみたいものだ…小林一茶さんも、そんなこと思っていたんですね。

 確かに、正月の子どもは羨ましい!でも、嬉しそうにお年玉をもらう子どもたちの様子も、また正月の風物詩です。キャッシュレス化で「お年玉はカードにチャージしといたよ」なんてことも出来る時代ですが、私はやっぱり、嬉しそうに袋をのぞき込む子どもたちを見ていたいなあ。

(裏表紙 イラストと文 職員A.O)


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